腸内細菌

体の中から美しく・・・

 ”健全なる精神は健全なる身体に宿る”と言われています。真の美しさを得るには健康な肉体と心が不可欠です。美しさの第一歩は、疲れやストレスを取り除き、健康な体を保つこと。

 健康になるために欠かせないのが正しい生活習慣とバランスのとれた食事です。
 正しい食生活は肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防するだけでなく、心の健康に至るまで影響を与えます。

 あなたは毎日の食事をサプリメントに頼っていませんか?

 昨今、テレビからは溢れるほど、健康に関する情報が流れています。
 テレビだけではありません。雑誌、新聞さらには人から人への噂まで・・・空前の健康食品ブームとも言えるでしょう。
 それほど健康に関する感心が高まってきています。

 栄養補助食品(サプリメント)も多種多様、確かに栄養学的にも素晴らしいものもあります。でもどんなに素晴らしいサプリメントを食してもその栄養を吸収する腸は大丈夫ですか?

 いくら健康に良い物を摂取しても、腸内が健康でないとそのまま排出されてしまい、折角高いお金を出して買ったのにこれでは何の役にも立ちません。

 あなたは大切なお金を垂れ流し状態にしていませんか?

 人の口から入る食物の大部分は胃より腸で消化され、栄養分は腸壁から体内へ吸収されます。腸は健康にとって大事な臓器です。
 この働きを担っているのが腸内細菌です。腸内細菌を正常に保つことによって正しく栄養を吸収し、体内から健康を促進します。

体の中から美しく、健康的な生活をしましょう!

腸内細菌って!

 腸内細菌ってなんでしょう?

 私たちが住む地球上には肉眼で見ることができない無数の細菌が存在しています。

 実際に、母親の胎内では赤ちゃんは無菌(全く菌のいないこと)の状態ですが、生まれて来る時に、まず母親の産道から感染を受けます。
 その後、産院の中でも家に入ってからでもそれぞれの生活環境(温度・湿度・通気・栄養等)によって、すぐにいろいろな種類の細菌が腸管内に住むようになります。

 このように腸管内を住みかとして存在している細菌を「腸内細菌」といいます。

 腸内細菌は人や動物の腸内に生息する細菌です。
 人の腸には300種類、数にして約100兆個、重さで1Kgもの腸内細菌が生息しています。これは人間の体を構成している約60兆個の細胞数よりも多いのです。

 腸内細菌は体内で善玉菌・悪玉菌・日和見菌とあり、一定のバランスを保って定着しています。そのバランスこそが大事だといわれています。

 すなわち人に役立つ有用菌(乳酸菌やビフィブス菌などの細菌)や害を及ぼす有害菌(ウェルシュ菌やプロテウス菌)が腸内にバランスよく常在していることが重要なのです。

 しかし、加齢やストレス、疾病、不適切な食生活などに加え、環境や生活習慣によってそのバランスが大きく左右され、健康自体に影響を及ばしてきます。

 高齢化社会に伴い、生活習慣病が増加の一途をたどっている中、病気にならないための予防策として、腸内細菌が 今 大きな注目を集め、期待されています。

おなかの中から健康に・・・

 あなたの腸内細菌のバランスは、整っていますか?

 日本は急速な近代化に伴い、私達をとりまく生活環境は悪化の一途です。
欧米化した食生活、食品添加物の使用、大気汚染、運動不足、ストレスetc・・・。それらの要因が全て腸内細菌のバランスを崩しています。

 悪玉菌は脂肪分やたんぱく質が大好物です。腸内細菌のバランスを保つには、繊維質のものを多くとり、脂肪分の多い高カロリーの食事を控え、正しい食生活をすることで善玉菌とのバランスを保つことが必要です。

 腸内細菌が元気であれば善玉菌が増え、取り入れた栄養の体内への吸収・代謝がしっかりとおこなわれて、結果、自己治癒力・免疫力が高まり、病気の予防ができるというわけです。

 日本人が世界一の長寿国と言われるようになったのは、若い時にお肉とかは余り摂らず、野菜中心の生活をしてきたせいかも知れませんね。

 このように腸内細菌は人間の健康と深く関わっています。健康は腸の状態で左右されるとまで言われるほど、腸は私たちの身体にとって大事な臓器です。

 おなかの中が健康であれば、お肌の艶も良くなり、美人の条件が整うというものです。
 体の中から美しく!健康的に暮らしましょう!




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