自我状態の構造とその働きの分析
エリック・バーン博士は人間の心の中には3つの自分がいると言っています。・・・構造分析
そしてその中には5つの自我状態の働きがあると言っています。・・・機能分析
上記5つの自我状態は、本来「肯定的機能」と「否定的機能」を果たしています。
自我状態 |
肯定的機能 |
否定的機能 |
CP |
正義感 規律を守る 道徳的 |
指示的 偏見的 批判的 |
NP |
思いやり 励ます 同情的 |
甘やかし 干渉しすぎ |
A |
論理的 客観的 現実的 |
理屈っぽい 冷たい |
FC |
本能的 直感的 天真爛漫 |
衝動的 お調子者 |
AC |
順応的 我慢強い |
消極的 閉鎖的 |
●CPの自我状態 |
●NPの自我状態 |
●Aの自我状態 |
|
●FCの自我状態 |
●ACの自我状態 |
現在、自分の自我がどのような状態であるかを分析するには、エコグラムと言う方法を使います。
エコグラムとは、自我状態シートと言う50問(5つの自我状態それぞれ10問ずつ)からなる質問に答え、自我状態の5つの機能の関係と精神的エネルギーの量を目で見えるグラフで表したものです。
これにより、「今、ここで」自分がどのような状態であるかの”気づき”が、今後の自分の発展や人間関係の向上に極めて効果的であることが分かってきました。
相手を知り、相手を受容することは、自己のタイプを知っているとコントロールしやすくなります。
自己を分析したいと思う方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
自己分析の結果は、自分が思っていた自分とは違うと思う方があるかも知れません。
でも、結果によって自分が弱いところ、あるいは強過ぎて欠点となるところを見つけることによって、それらを意識して、より自分らしい自分に近づけることが可能なのです。