ポエム −心の癒しを求めているあなたへ−

あなたと歩きたい

いつも一歩下がって
あなたの影を踏みながら歩いていました

駆け寄って
あなたと一緒に手を繋いで歩いてみたい

手からあなたの体温が伝わる
見上げると優しい笑顔が見える

きらきら照りつける太陽も
優しく降りそそぐ星空も

一緒に並んで歩くと
ほら 同じ角度から見えるでしょ

手を放すとき ためらわないから・・・
さよならも 笑って言えるから・・・

だから今
あなたと一緒に手を繋いで
並んで歩きたいのです


春の陽射し

私を包む込む暖かい春の陽射しは
あなたの優しい腕の中でしょうか

木々の間を吹き抜ける爽やかな風は
わたしの髪を撫でるあなたの指でしょうか

心地よい樹々のざわめきは
私を呼ぶあなたの声でしょうか

あなたの傍に行かせてください

あなたの傍で・・・
あなたと語らいながら・・・

あなたとの未来を夢みたいのです



暖かい胸に抱かれて
スヤスヤと眠っていたあの頃

無邪気にトンボを追いかけていた
幼かったあの頃

宇宙飛行士になるんだと
夢を追いかけていたあの頃

淡い恋心を知って
切なかったあの頃

あのときの青い空・・・

そのままの青い空を
今もあなたは見ていますか 


忘れないでください

「ひまわりが好き」と
あなたは言った

「太陽に向かって咲く
ひまわりが好き」と・・

あのときのあなたのその笑顔
忘れないでください

辛いときは辛いと言って下さい
寂しいときは寂しいと言って下さい

あなたを愛している人がいることを
忘れないでください

明日を信じて生きていくには辛過ぎる
でも明日を信じないと行きていけない

明日は明るい未来へに続く路だということを
どうか忘れないでください


あなたの傍に・・・

不安に震えるあなたに
心を閉ざしたあなたに
わたしは何が出来るでしょう

あなたに変わって泣くことも
あなたに変わって苦しむことも
わたしには出来ないのです

自分の無力さ非力を悔やみながら
わたしに出来ることは
ただあなたの傍にいることだけ・・

あなたの怒りを宥めるために
あなたの涙に付き添うために
私はあなたの傍にいます

あなたの心が立ち直れるように
あなたが再び歩けるように
見守ることしか出来ないのです

あなたを気遣う思いがあることを
あなたの心へ届けるために…
私はあなたの傍にいます


微睡み

桜舞い散る柔らかな日差しの中
わたしはあなたに出逢った

その穏やかな陽光の中で
あなたの優しい笑みを見ていた

あの日以来
わたしの心の中の時計は止まったまま

このままずっと止まっていたい
時の無い世界にあなたといたい

時とともに
あなたの面影が薄くなって行くのが怖いから・・・

時の流れに逆らって
あなたとともに微睡んでいたいから・・・