生きることが苦しいと感じるとき...
それは、きっと、心のどこかで「〜しなければならない」という思いがあるからなのでしょう。
「正しく生きたい」
「成功したい」
などとと願うことは、前へ進むエネルギーを生み出す原動力になります。
でも、
「正しく生きなければならない」
「成功しなくてはならない」
という義務感を持つことは、心の自由さを制限し、自分を縛る鎖になってしまうのです。
だから、生きることが苦しく思えてしまうのでしょう。
そんなときには思い出してみてください。
あなたは、何かを得るためにこの世に生まれてきたのではなく、毎日を驚き、楽しむために生まれてきたのでしたよね。
生きることが窮屈に思えるとき...
それは、きっと、何かに直面することを避けているからなのでしょう。
見たくないものがあるとき、人は、それを恐ろしいものだと信じ込んで、身を守るためにバリケードを築きあげます。
あなたが恐れているのは、人に裏切られることですか?
それとも、本当の自分を知られることですか?
人を信じなければ、裏切られることもない。
親しくなりすぎなければ、本当の自分をさらけ出すこともない。
そう思って、自分を鎧で包み安全を得ようとしているのですね。
だけど、心のどこかでは、もっと人と信頼しあう関係を築きたい、もっと自分を知ってもらいたい、という思いが疼いているのでしょう。
だから、窮屈に感じてしまいます。
身を守る鎧は、同時に自分を小さなところに閉じ込める枷にもなるのです。
そんなときには、知っておいてください。
あなたが恐ろしいと思って逃げているものは、あなたのなかだけにしか存在しないということを。
鎧をはずしてみれば、本当に、大きくて自由な世界が広がっているということを。
自分が不幸だと思えるとき...
それは、きっと、幸福が自分の外のどこかにあると思っているからなのでしょう。
誰かを見て、
「私は、あの人のように成功していないから」
「彼のように、自分の好きな仕事ができていないから」
などと思ってしまってはいませんか。
幸福の基準を誰か他の人に見て、自分がそこに達していないから、不幸だと感じているのですね。
確かに、その基準で見れば、あなたはそこに達していないかも知れません。
自分が幸福になる資格なんてないと思えてしまうかも知れません。
でも、そうだとしたら、自分を不幸だと思っているのは、その基準があるから。
その基準を作った自分が、勝手に幸福とか不幸を決めてしまっていたのですよね。
そんなときには、どうか信じてください。
本当の幸福をつくるのは、自分がどれだけ今を楽しんでいるかだけなのです。
通り過ぎてみれば、人生には、それしか残らないものなのです。
過去のことは、もう考えないでおきましょう。
今、この瞬間を、もっともっと楽しんでみるのです。
あなたは、自分が考えているよりも、ずっと自由で幸福だったのですから。