自分の人生は、すべては自分が何かを決めるということから始まります。

朝、目覚めて、布団から出るかどうか。
仕事へ行くか、行かないか。
どんな服を着るのか。

何をするか、あるいはしないのかを決めるのは、私たちです。

もちろん、何かを決めるということは、決めたことに対しての責任を取ることでもあります。
 
たとえば、朝、目が覚めたときに、気分が乗らなければ、「仕事に行かない」と決めることもできます。
でも、そう決めると、誰かに迷惑かけたり、仕事を失ってしまうことになるかも知れません。

それでも構わないし、仕事へ行かないことが、自分の欲しいものを手に入れることにつながると思えるのなら、そう決めればスッキリして、気分がよくなるはずです。

でも、多くの場合は、給料や信用を無くしてしまうことを避けるために、あるいは喜びや自己成長など、人生で自分が欲しいと思うものを手に入れるために、少々気分が乗らなくても、仕事へ行くということを決めているのでしょう。
 
これは、ほとんど無意識での決定かも知れませんが、私たちはいつも、何をすれば、いちばん楽しく生きていくことができるのかを決め、自分の人生を創りあげているのです。

私たちは、自由な世界に生きているのです。
 
ところが、ときとして私たちは、「〜ねばならない」と、苦しみを抱えてしまいます。
 
仕事へ行きたくないのに、行かなければならない。
行いは、清く正しくいなくてはならない。
いつもがんばっていなくてはならない。

そんなときには、思い出してください。
「〜ねばならない」と苦しむのは、何かを決めていないからなのです。
 
何かを決めないでいると、それに付随する責任から逃げることができるかも知れませんが、いつまでも自分の進む方向が見えてこず、まわりに振り回されてしまうことになってしまいます。
 
迷いがあったり、結果に対する不安もあるでしょうが、自分で決めてみれば、気分はずっとよくなるはずですし、どんな困難でも自分で乗り越えて行こうという力も湧いてくるでしょう。

本当は、この世界には、「〜ねばならない」ことなど存在しないのです。
すべては、自分が「したい」か、「したくない」かのどちらかしかないのです。

そして、もちろん私たちには、今よりもっともっと楽しく幸せに生きようと決める自由だってあるのですよね。